ギターにとっての木とは?

日頃からの運動不足を少しでも解消しようと時々散歩をするのですが、いきなり寒くなったこともあって、早々に切り上げてしまいました(笑)。

 

 ギターの魅力を自分なりにブログで色々書いていますが、今回はそもそもの話となります。よろしければ読み進めて下さい。 

 そもそもですが、ギターはほぼ”木”で出来ています。 だからギターにとって木の種類や質はめちゃくちゃ大切なんです。

 木は数え切れないくらい種類が世界中にあり、ギターでよく使われている木だけでもたくさんの種類があります。
 見た目だけでなく響きにもそれぞれの個性があり、組み合わせや作り方でギターのサウンドのキャラクターが変わります。それぞれのキャラクターに魅力があるので、いろいろなギターが欲しくなってしまうのも仕方ありません(笑)。

 また自然生物なので、同じ種類でも密度や木の模様など個体差があります。さらに言えば、同一の木でも部分によって密度や響き方が変わります。

 ネック材として使われる木材は、程良い密度で良い響きがする部分を使うのが望ましいのですが、そこにこだわると、手に入れられる量も減り、材料費も高くなります。
 ただネック材はサウンドの質に大きく影響する部分です。ギターを選ばれるときにはボディも大事ですが、ネックにも注目して欲しいです。

 また、木は自然の模様や微妙な色の違いを楽しむということも出来ます。家具でもダイニングテーブルに使う数十万円以上する天板なんかは、見応えのある木目や味わい深い木目など1枚1枚に個性があり、眺めるだけでも楽しめます。
 ギターの場合だと、フレイムボディトップだったりキルトメイプルトップが多く出回っていますし、アコースティックギターであればボディサイドやバックに使われるローズウッドやココボロなども眺めるだけで楽しめる木材です。

このように、ギターにとって木とは、見て楽しむためにも大事だし、楽器として良いサウンドで気持ちよく弾くためにも大事なものです。そして、そのギターにしかない個性を与えてくれる物とも言えます!