S2 Custom24? or S2 McCarty594? ハイゲインで気持ちよく弾けるのは?

20年以上ぶりに映画「羊たちの沈黙」を観て、そのままの勢いで「ハンニバル」と「レッドドラゴン」まで観てしまいました。描写がグロテスクでちょっと苦手な映画だったのですが、あらためて観てみると以前には感じなかった面白さがありました。評価される映画にはやはりそれなりの面白さがあるということですね!



 お店では在庫のギターのコンディション・チェックを行いますが、ついでに複数モデルを弾き比べることもあります。今回はS2 CUSTOM24 と S2 McCarty594 をマーシャル・アンプに繋いで弾き比べしたので、その時に感じたことをご紹介します!

 アンプのセッティングはドライブ・チャンネルでディストーションっぽくなるまでゲインを上げました。

S2 Cuatm24とS2 McCarty594 の仕様の違い

まずは、音に影響がありそうな仕様の違いを大まかに挙げると、

・ブリッジ(トレモロ式かストップテール)

・ピックアップ(85/15″S”か58/15″S”)

・ボディの厚み(McCarty594の方が少し厚い)

・スケール(25インチか24.594インチか)

・ネックシェイプ(PatternThin かPattern Vintageか)

となります。

ハイゲインで S2 CUSTOM24を弾くと

単音弾き2音弾きが特に気持ち良いです!

 85/15″S”ピックアップは出力が少し高めということもあり、芯から歪んだ厚みのあるサウンドで、ソロでの音の立ち上がりや抜け方が気持ち良いです。リードギターやソロを弾きまくりたい方はこのギターが良いかなと思います。

 また2音弾きでも太く抜けてくれます。逆にそれ以上の弦を使って弾くと各弦の音が埋もれがちになります。

 あと、ズンズンと腰の据わったミュート音が出せます。ヘビメタ、ハードロックを通ってきた私としては「コレコレ!」という感じのミュート弾きが出来ます。

ハイゲインで S2 McCarty594を弾くと

コード弾きが特に気持ち良いです!

  58/15″S”ピックアップが抑えめの出力になっていることやこのブリッジであることもあり、ハイゲインで6つの弦でコード弾きしても1音1音の粒立ちが良くて聴き取りやすいです。カッティングをしても音が埋もれにくいです。

 また手元のボリュームをかなり絞ってクランチっぽくしても使える音なので、クランチやブルースっぽい音もアンプのセッティングをそのままで作れます。

けっきょくのところ・・・

 実際に弾いてみると、優越の違いではなくそれぞれに特徴と気持ちいいと感じるポイントが違います。その人のプレイスタイルや好みによりけりということになります。

 よければ上記を参考にしつつ、実際に弾き比べをしてみて下さい。(モデリング・アンプだと違いが分かりにくいので、出来ればチューブ・アンプでお試し下さい)

当店でも試奏大歓迎ですよ~!!