PRSのポールピースは山型!!

細かい話かもしれませんが、ピックアップのポールピースの高さを気にした事はありますか?

ポールピースは弦との間隔でアンプからの音量やアタック感が変化します。
ですから、各弦のポールピースの高さのバランスが変われば、コードや旋律の雰囲気が変わってきます。

一般的なハムバッカーの場合は片側の(アジャスタブル・ポールピース側)はある程度調整出来るようになっていますが、もう片側(スラッグ側)は同じ高さで固定されています。

ビンテージフェンダー系
モダン系

シングルピックアップの場合は個別の高さ調整つが出来ません。ビンテージ系フェンダーの場合は3,4弦のポールピースは高めで2弦は低くなっています。モダン系のピックアップですとポールピースが同じ高さになっている物もあります。

PRSのピックアップはというと

ボビン自体が指板面と同じようにアーチを描いていて、スラッグ側のポールピースもアーチ状になっています。これによって弦との間隔がほぼ均一になっているというワケです。 (カバード・バージョンの場合は他メーカーと同型のボビンが使用されています。SEやS2のピックアップのポールピースは一般と同様に平坦です。)

SilverSKY

ちなみに”SilverSKY“に搭載の635JMはポールピースだけでアーチ状になっています。

このポールピースのバランスは、近年のPRSの特徴といえます。発表当初は「エスカッションとの隙間にホコリが入ってトラブルの原因にならない様に隙間を埋めた形状のボビン」という事のみが話題にされてきた感がありますが、指板に合せたアーチ状のボビンになる事でポールピースの高さが変わりサウンドも多少変化していたのです。

個人的には、サウンドがやや明るい雰囲気になり独特なバランスになったことで、PRSの個性がより強くなったのでは!? と感じています。

”ピックアップにまで拘り、オリジナリティを出てしまう”

そんなギターメーカー「Paul Reed Smith」です!!

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