ROZEOのギターの大きな特徴となるコンパクトサイズのボディの大きさは、レスポールよりひと回り大きいくらいの13.85”(約35センチ)です。

 コンパクトであることで、身体にフィットしやすく演奏時に右肘をあまり上げることなく快適に演奏が出来るといったメリットがある反面、ボディ内の共鳴体積が少ないことで箱鳴り感が少なくなることが懸念されます。

 ところがROZEOのギターをアンプに繋ぐと、サイズ以上の箱鳴り感のあるサウンドが出て来ます。

 そこにはROZEOギターを生みの親であるルシアーの樋口氏の工夫が盛り込まれています。

薄いボディ材

 ROZEOは音のキャラクターの観点から合板でボディが構成されています。そして、貼り合わせる板を振動しやすい薄い規格のものにすることで、このサイズ以上の生鳴りが実現されています。また貼り合わせ方を工夫することで、薄くても弦張力への強度のある板材となっています。

こだわりのピックアップの取付位置

 エレキギターの場合、ピックアップの位置により音の硬さやニュアンスが変化します。ROZEOを設計する段階で特にピックアップの取付位置にこだわったそうで、なんとミリ単位で検証しながら現在の位置に決定されたそうです。


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