Xotic のテレキャスター


「気持良く弾けるテレキャスターとして」紹介したXOTICのテレキャスターについてもう少しご紹介します。ブログ記事:単純に、気持ちよく弾けるテレキャスター

 アメリカのカリフォルニアで作られているモデルです。Xoticといえばエフェクターでも有名ですが、ブリッジやピックアップなどのオリジナルパーツもラインナップしています。ですので、ギターとしてのトータルコーディネートも自社でほとんど完結でき、完成度の高いものにできます。(PRSにも通じるところかもしれませんね)

 大雑把な印象としては、ビンテージテレキャスターをベースとして、現代のギタリストが音楽シーンで使いやすいようにアレンジが加えられているといった感じですが、紐解いていくとこのモデルならではの素晴らしさがたくさんあります。今回はその中でも重要だと思う部分をご紹介します。

ボディ

 当店在庫のこちらは軽量なアッシュ材が使われています。アルダー材が一般的な仕様ですが、明るく痛快な生鳴りと音抜けを味わって頂く為に、あえてアッシュ材にました。(アッシュ材がだんだん入手が難しくなっていて、Fenderでもアッシュ材を使わなくなってきています…)

 Xoticのアッシュ材は、一つ一つ手作業で厳密に選び上げた木目とアコースティッククオリティが高いものを採用しているそうで、こちらも質の良い個体です。

ネック

 ネックはフレイム・ローステッド・メイプルが標準となっています。焼けたような(実際には焼いていません)濃い色になっていて、使い古したネックにも見えます。エイジング加工したギターだと、さらにそれっぽく見えます! 

こちらはさらにフレイムが入っていて、クールで豪華な雰囲気になっています。杢目好きの方も満足いくフレイムですよ!

 ローステッドメイプルの場合、高温処理により木材内部の水分が外に出たり個体のクセが出てきます。その時点で素性の悪い個体は使われません。また処理後は水分が入りにくく変化が少ないので、ネック・コンディションの変化が少ないなどメリットもあります。

また、材が硬くなるのでサウンドも芯のある煌びやかな雰囲気になります。ビンテージっぽい音という意見もよく見聞きします。

さらに、日本の入荷してから、Plek(プレック)によるフレットのすり合わせも行なわれますので、弦高低めのセットアップもしやすいです!

心地良さの秘密

ギターの良し悪しはトータルバランスと平均値によるところが大きいと思います。

このXoticのテレキャスターの場合、軽量で上質なボディ材としっかりしたネックの組み合わせ、それを引き立たせるオリジナルパーツ、そして組み込みの丁寧さと最終セットアップに至るまで考えて作られています。

気持ち良く演奏が出来るのは、このトータルバランスと平均値が高いからではないでしょうか。特にテレキャスターはシンプルな構造なだけに違いが分かりやすいギターです。 ぜひこのテレキャスターを触って鳴らして、気持ち良さを味わってみてください!!

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