ピックアップの高さ・バランス調整のちょっとしたコツ(2)
もし、ギターを弾いているうちにマンネリを感じてしまったら、気分転換にギターのピックアップの調整をしてみませんか?
前回の記事では、ピックアップの調整の中でも”1弦側と6弦側の高さのバランス” と ”各ポジションの高さ調整” のコツについて紹介しましたが、今回はさらに一歩進んで、ピックアップの ”ポールピースの高さ調整" に焦点を当てたいと思います!
この調整によって音のニュアンスやバランスが変化して、現在のギターサウンドが一段と魅力的になる可能性があります。

ポールピースの調整をおこなう理由は?
エレキギターの場合、ポールピースと弦との距離でも音量が変化します。もし他弦より大きく感じたり奥まって聴こえる弦があれば、その弦のポールピースの高さを変えることで改善できる可能性があります。(ギターそのものの特性や他の要素が原因の場合もあります)
ポールピースの調整は、ピックアップ本体の高さ調整をした後に各弦の音量バランスをより整えていく作業ということになります。
ただ、アンバランスな部分がそのギターのサウンドの味の1つということもあります。ポールピースの調整を行ったことでサウンドに面白味が減ってしまうこともあるかもしれません。調整するかしないかや調整のさじ加減は好みにもよるでしょう。
ポールピース調整のコツ
ポールピースの高さ調整が出来るのは、P90やハムバッカーのようにポールピースの頭がマイナスになっている物です。
調整方法は、音量が大きいと感じたらポールピースを下げていきます。反対に音量が小さいと感じたらポールピースを上げていきます。
当店では、まず1弦から6弦までを軽く鳴らし、それぞれの音量差を丁寧に確認します。そして、音量が小さい、または大きいと感じる弦のポールピースを微調整しながら、全体のバランスを整えていきます。ボリュームを少し絞った状態で弾いて検証しながら調整しても効果的です。
いつも弾いてるギターもちょっと手を加える事で、いつもと違う新鮮な感覚が味わえるかもしれませんよ!!
よかったらやってみて下さい!