いいギターの基準は軽さ?それとも…

突然ですが、「いいギターは軽い」と思いますか?

たしかに、軽いギターは長時間の演奏でも疲れにくく、持ち上げたり抱きかかえやすいという魅力があります。 ”弾き易いギター”の提供を心掛けているGOLDSTARとしても軽いギターは魅力的です!! 

しかし…

”軽い=良いギター”と思っているわけではありません。それなりの木材を使ったうえで、バランスが取れていることが前提だと考えています!

 

ギターはバランスが重要

例えば、密度の低いスカスカの木材を使ったギターは、基本的に軽くて持った時のバランスも良さそうに感じますが、派手に響くだけで音にもコシがなく良い木の響き方がしない物が多いように感じます。つまり「軽い=良いギター」ではないということになります。

いい響き方(良いサウンド)をするネック材やボディ材は、木の繊維がしっかりしているものが多いですが、そういう木材にも重量差などの個体差があります。その中でバランスよく組み合わせられたギターは、ギター全体でいい響き方といいサウンドがする物が多いです。そして実重量より軽く感じます。

なので、ギター総重量の軽さだけに拘らず、「ネックとボディの重さのバランス」も気にしてみてください!!

バランスを検証する方法の1つ

座った状態でギターを膝に乗せ、手を軽く離して、どちらかに傾くかを検証する。

(ストラト系、テレキャス系、CSレスポール、PRS等の場合)

どちらにも傾かない場合 ⇒ 良いバランスです。左手でネックの動くきを抑えながら弾かなくても良いので、ストレスフリーです。

ボディ側に傾く場合 ⇒ 度合いにもよりますが、手を話した瞬間に落ちるように傾くのであれば、悪いバランスといえます。ボディの重さもですが「ネックが軽い」のも原因でしょう。軽いネックのネック材の密度が小さく、音の抜けが悪い物が多いです。

ネック側に傾く場合 ⇒ 中・高価格帯のストラトキャスター、テレキャスターでしたら、経験上"当たりの個体"の可能性が高くなります。このクラスのボディ材は密度が均一かつ軽めの物が多い上に、ネック材の密度が詰まっていることでやや重くなります。コシのある太い出音になります。

ちなみに、Paul Reed Smith の場合は若干ボディ側に傾く物が多いですが、良い音のするPRSはネックが詰まっている物が多いです。昔ほどではありませんが重量の個体差もあります。そして必ずしも「軽い=良いPRS」ではありません。

いい個体を見つける為には、手間も暇をかけてでも楽器店を巡り、「沢山のギターを抱えてみてバランスを確認する、そして弾いてみる」ことが確実かと思います。そしていろいろなギターに触れて経験値を上げていくと、今まで感じなかったギターという楽器の奥深さを感じるかもしれませんよ!!

こちらの記事もご覧ください ➡ ギターの良いネックとは?店主おすすめのギターとはPRSは上手になりたい人にもオススメ


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