店主の道具紹介 ”六角レンチ”
店主です! 2025年も残すところあと10日ほどとなりましたが、あまりそんな感覚になっていません(苦笑)。
今年もギターや関連商品を買っていただいたり、ギターのメンテナンスの依頼をいただいたりと充実した1年となりそうです。
たくさんのお客様にご利用いただき、誠にありがとうございます!
これが無いと始まらない"六角レンチ"
当店でのギターのメンテナンス作業で、「これが無いと始まらない」という道具があります。
そのひとつが、ドライバー型六角レンチです。

「当店の作業で一番使用頻度が高い工具は?」と聞かれたら、まずこれを挙げます。
よく使う、インチサイズのギター用、ミリサイズのギター用、インチサイズのベース用は、すぐ手が届く場所に配置しています。
理由はとてもシンプルで、
- 楽器を抱えたままでも調整しやすい
- ほんの少しだけ回す、といった微調整がしやすい
といった点です。
主に使うのは、弦高の調整や弦高バランスを整える作業。1弦から6弦までを見ながら、実際に弾いた感触を確かめつつ、少しずつ調整していきます。
こうした作業では、手の感覚がそのまま伝わる道具の方が使いやすいと思います。
また、作業台だけでなくアンプまで移動して、音を出しながら弾いた感触を確かめる微調整にも使います。
時々、移動した拍子に一瞬見失うことがあり、「失くしたかも?」とちょっと焦ってしまうこともあります。万が一無くなっても普通のL字型六角レンチがあるので大丈夫なのですが、これに慣れてしまうとどうしても落ち着きません…。
派手な道具ではありませんが、日々の作業を静かに支えてくれる存在です。

