テレキャスターのブリッジ サドル
店主です。夏の思い出に…ではありませんが、人生初のバンジージャンプを体験しました! 跳んでしまうとあっという間ですが、跳ぶ直前までのドキドキ感が何とも言えません。また跳びたいような跳びたくない様な‥‥。跳ぶ直前のスタッフさんからの「何回やってもこれだけは怖いんですよね~」という煽りも効果アリでした(笑)
ようやく落ち着きましたが、先月後半からギターが色々入荷していて、1本1本クリー二ングや調整など手を加えていました。とはいっても、元々検品がしっかりされているギターばかりなので、"GOLD STARらしさを加えていく" ような細かい作業がほとんどです。 それぞれのギターがより魅力的に見えて、手に馴染みやすくなる様に心掛けています。
ご来店の際は手に取ってチェックしてみて下さい。
ちなみに、ショップオーダーのXOTIC テレキャスターXTC-1も入荷しました。内容としては60年代のテレキャスターをベースに、ちょっとモダンにして扱いやすくした感じです。
現在はテレキャスターといっても色々なタイプが存在していて、テレキャスターの定義づけが良く分からない感じになっています。個人的にはフェンダーが作った50~60年代のテレキャスターが基本だと思っていて、この独特なサウンドやギターの響き方が ”テレキャスターらしい” と感じています。
伝統的なテレキャスターモデルのブリッジは主に、A:1つのサドルに2つの弦が載っているタイプ、B:1つのサドルに1本ずつ弦が載っているタイプ の2種類あります。


この違いは、サウンドやギターの響き方に影響があります。
弦を弾いたときの振動が、サドル ⇒ ブリッジ本体 ⇒ ボディと伝わっていきます。Aタイプのブリッジの方が弾いた瞬間に”ゴツっ”とした太さがあります。サドル1個の体積の違いが大きな原因かもしれません。
この ”ゴツっ”とした感じがテレキャスターらしいサウンドの1つの要素だと個人的には思っています。加えて言えば、ブリッジのプレートの大きさやボディに固定されていることも大きな要素となっていることでしょう。
オクターブが甘くなってしまう、弦の間隔が定めにくいなど不器用な点がありますが、「これも味なのかな」と感じさせるギターがテレキャスターなのかもしれません。