ナットの違いと音の変化。そしてPRSの音へのこだわり
ギターはちょっとしたことで音が変化するので ”奥が深い楽器だな” と思います。
変化と言ってもさまざまで、だれでも感じられそうな変化もあれば自己満足的なささやかな変化もあり、楽器として良くなることもあれば悪くなることもあります。
その奥の深さがギターにいつまでも興味をそそられている理由の1つなのでしょう。
重要なギターパーツの ”ナット"

ギターのことを知れば知るほど大切なパーツだと感じるのが ”ナット” 。
ナットはギター全体からすると小さなパーツで、材料費だけなら数百円~数千円で手に入る程度の物です。
ただ、ナットは弦との接点となっておりネックへの弦振動の伝わり方に大きく影響して音にも影響します。
材料の硬さや密度などの違いで弦を弾いた時の響き方や音にも変化がありますし、弦の接点となるナット溝の仕上げによっても微妙に変化します。これも自己満足的なささやかな変化しれませんが‥‥。
ナットにもこだわるギターメーカー PRS
PRSでは、オリジナルレシピで作られたナットや密度の高いボーン(骨)ナットをモデルごとに分けて使われています。このこともナットの違いによって音も違うんだということの裏付けになるでしょう。
そしてモデルごとに使い分けるほど各モデルのサウンドにも気を配っているということで、PRSのギター作りへのこだわり具合も垣間見えます。
PRSナットで主に使われている物を机に転がして響き方の違いを動画に収めました! (ずいぶん前にポールが説明しながらナットを転がしていた動画を思い出しました)
この動画では 、
1:SE用のナット
2:U.S.A.モデル用 (S2 CUSTOM24、CORE CUSTOM24、CE24等)のナット
3:U.S.A.モデル用(S2 McCarty594、CORE McCarty594等)のボーンナット
4:SE Silver Sky用のナット
5:U.S.A. SilverSky用のナット
の順番で収められています。この響きの違いがそのギターのサウンドにも影響してくるということになります。
やはりギターは ”奥が深い楽器” です!
店内にデモ機替わりに置いてある SE Silver Sky のナットを取り替えてみました!それについての記事はまたの機会に。
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