SEとS2のサウンドの違い(Custom24編)
店主の松原です。
仕事前に実家の草刈りをやってきましたが、梅雨明けなのでは?と思う程の炎天下でした。今年は草も良く育つみたいでなかなか苦労します…。
SEと S2 の “生産環境の違い” という大きな違い
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SE Custom24はインドネシアで生産されています。そこでは請負会社によりOEM生産されていますが、PRS専用工場となっていることでPRS独自のノウハウが多く盛り込まれているみたいです。ギターとしてのバランスの平均値が高いのもここがポイントかもしれませんね。
S2 Custom24はアメリカの自社工場で生産されています。COREやPrivate Stockを生産しているのと同じ工場ですので、PRSの最新の技術や長年培ってきたノウハウなどがダイレクトに反映される環境にあります。
またポールリードスミス氏のギター作りにかける想いやこだわりの共有もできます。PRSが幅広い層に人気があるのはこういう環境で生産されているからであり、とても重要な要素だと私は思います。
PRSサウンドの魅力
PaulReedSmithのサウンド面での魅力の1つは、単音を弾いた時に抜群に気持ち良いことだと思っています。とくにCustom24はその代表モデルでしょう。
”単音”とはソロだけを指しているのではなく、バッキングに盛り込まれていたり、メロディーだったり曲中のアクセント的なワンフレーズだったりします。さりげなく弾いたフレーズでも気持ち良いと感じます。
SE Custom24 と S2 Custom24 を比較
この”単音を弾いた時に抜群に気持ち良い”を基準にSE Custom24とS2 Custom24を比較すると、S2 Custom24の方が単音で弾いた時に気持ち良いです。音にふくよかさがあってしっかりとアンプの外へ飛び出す感じも味わえます。クリーンサウンドだったり同じフレーズで弾き比べると違いがより判りやすいでしょう。
またS2 Custom24の方がピッキングの強弱への反応が良くて表現しやすいので、気に入ったフレーズをいろいろなニュアンスで弾いてみたくなるかもしれません。
今回は現行2機種をマーシャルにつないで比較しましたが、ブースターを軽く使用したくらいの違いがありました。(弦の種類やゲージ、弦高やピックアップと弦との距離なども同じに調整したのにです)
ネック材がSEはメイプル、S2はマホガニーというサウンドキャラクター面での違いや部分的にパーツの違いはありますが、それを差し引いてもこの違いは大きいと思います。
COREモデルは創業当時から定番ギターとして作られPRSらしさがもっとも感じられますが、SEとS2ではS2の方がよりPRSらしさが感じられるでしょう。もしSEとS2で迷われているようでしたら参考にして下さい。
なかなか文章では伝えにくい内容なので、SE Custom24とS2 Custom24の違いをもっと知りたいという方は店頭で実物をお試しください。 ちなみに比較で使用したSE Custom24とS2はしばらく同じセットアップにしておきますので、好奇心旺盛な方は店頭でお試し下さい!!
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