ボディトップの秘密 (ROZEO)
フルアコのボディトップは、型や木材の種類や貼り方、ブレーシングの構成など、色々な選択肢があります。これらの組み合わせ方でボディの鳴り方やサウンドが大きく変わるワケですが、ボディ強度との兼ね合いもあります。
当店が取り扱っているROZEO(ロゼオ)のフルアコモデルの場合、ボディトップはこんな感じです。
若干アーチがかっているトップ材は5プライとなっています。全部の厚みは約3.5mmと薄く、大きく鳴ってくれます。 この薄さですので、木の繊維が縦向きの物と横向きの物を交互に貼り合わせる事で、トップ材の強度をかせいでいるそうです。 このトップ材にはXブレーシングより鳴りが強いパラレル・ブレーシングを施してあります。レスポールを一回り大きくしたサイズというフルアコとしてはスモールサイズですので、強度としては問題ありません。なお、カスタムオーダーではXブレーシングにする場合もあるそうです。
コンパクトサイズなのに”大きな鳴りっ!!” と評判の秘密は、ここにあるしれませんね!