ピックアップの高さ・バランス調整のちょっとしたコツ
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で、「ギターを弾く時間が出来た」「ギターを弾く時間が増えた」という方が多いのではないでしょうか。もしギターを弾き過ぎて疲れたり、ちょっとマンネリしてきたら、ギターのピックアップの高さやバランスを調整してみませんか?
ちょっと細かい事かもしれませんが、調整することでピックアップ同士の音量さや弦ごとのバランスが変わります。調整のやり方次第では雰囲気が変わって新鮮な気分が味わえるかもしれません。当店が考える調整方法のコツをご紹介します。
1弦側と6弦側の高さのバランス調整
まずは1~6弦の音量差をフラットに調整した方が良いと思います。当店が調整する時は1弦と6弦を同時に軽く弾いて音量差を確認します。どちらかの弦の音量が小さかったり、大きかったりすればピックアップマウント・ビスを回して調整します。精度を高めたい場合や分かりにくい場合はボリュームを少し絞って弾くと良いと思います。
ポジションごとの高さ調整
それぞれのピックアップでこの調整が出来たら、ピックアップ同士の音量差を調整していきます。プレイスタイルや好みによってポジションごとの音量(高さ)のバランスが違ってきますが、高さを調整するマウントビスは両側とも同じ分だけ回して下さい。マスターボリュームがあるギターでしたらボリュームを少し絞って弾くとバランスが判別しやすいでしょう。
ピックアップが高さによりアタック感や音量や奥行き感が変化します。このさじ加減が少し難しいところですが、色々な高さを試しながら決定していくと良いと思います。”調整したら、しばらく弾いてチェック”を繰り返していくと「ここだ!」というポイントが発見出来ると思います。