“GENⅢ”にみる、PaulReedSmithのコダワリ!!
”Paul Reed Smithのギターはチューニングが狂いにくく、使い易い” と評判ですが、搭載されているトレモロ・ブリッジもその要因の1つです。
PRSのブリッジはシンクロナイズド構造を基本としたオリジナルで、素材はブラスをメインに使用しています。サドルが横にズレないようにベースの3方向を壁にしてあったり、弦との接点であるサドルの溝も丁寧に加工されています。そんなPRSのブリッジが数年前にマイナーチェンジしました。
今回のブリッジには”GENⅢ”という名前が付けられています。PRSが開発したブリッジの第3世代(Generation)だからだそうです。以前の物との違いを簡単にご紹介します。
サドル部分の溝
”GENⅢ”になって変化した箇所の1つとして、サドルの高さ調整をするイモネジが当たる部分に溝が出来ました。これによりサドルの横ズレがしにくくなります。ベース部分との接地面積が大きくなるので、もしかしたらサウンドも変わるかもしれませんね。
マウントネジ
マウントネジも変更されました。以前より太いネジになり、先端が平らになっています(マウントする時に裏バネ側に先端がつきでなくなりました:笑)。これによりネジとブリッジ本体との接地面が多くなり、ガタつきが軽減されて安定感が増しました。
最後に
細かい部分での変更ですが、”評価されて満足されている部分であっても、更に磨きを掛けて向上していこう” というPaulReedSmith のギター作りに対する姿勢が垣間見える所ではないのでしょうか?