PRS Fiore ~プレイヤーのためのギター~
PRSのモデルの中でもプレイヤーの方にとても受けの良い「Fiore」をご紹介します。
”PRS Fiore”について
Fioreは、今アツい注目を浴びているマーク・レッティエリのシグネイチャーモデルです。
PRSのシグネイチャーモデルは、そのギタリストが満足するギターを作り、その同じクオリティのものを市販することが特徴です。
そしてこのFioreは、既存のモデルの仕様を単に組み合わせただけのギターではなく、あらゆる部分に独自性があり、マーク・レッティエリがすぐに実戦で使える本格的なギターとなっています。 (なんとなくスティーブ・ルカサーのサウンドやプレイが好きな方にも刺さりそうなギターという印象です)

特徴1:音の切れが良い
キレのあるリズムやソロワークを表現しやすい音切れ・音離れの良さが1つの特徴となっています。アッシュボディやピックアップの影響もありますが、特にピックアップがボディに直接取り付けられているダイレクトマウント構造がその要因の一つだと思われます。
特徴2:ピックアップ間の音量差が少ない
試奏して感じたのは、シングルコイルとハムバッカーとの音量差が少なく、使いやすいということでした。
これにより、曲中に色々なポジションのピックアップを選んで弾くことも出来そうです。(一般的なSSHタイプのギターでは音量差が大きく、ボリューム操作が必要になることが多いと個人的には感じています…)
特徴3:透明感あるサウンドのシングル・コイル
搭載されているピックアップは専用にデザインされた Fiore-H(ハムバッカー)とFiore-S(シングルコイル)が搭載されています。
Fiore-Sには大きめポールピースが使用され、クリアーで爽快な音抜けがします。また、ハーフトーンも明瞭で心地良いサウンドです。
また、ボリュームを絞っていってもクリアーさがキープされていて、試奏されたお客様の中には「テレキャスみたいな音がする」とおっしゃる方もいます。
特徴4:Fioreにしか出せないサウンドがいろいろ
クリアーなサウンドのFiore-Sに対して、ハムバッカーのFiore-Hはややコンプ感のあるサウンドとなっています。ディストーションでは芯から歪んでいる様な濃厚なサウンドとなります。
2つのプッシュ・プルスイッチにより音のバリエーションが11通りとなっていますが、どのポジションもFiore でしか出せないサウンドとなっています。

特徴5:快適にアーミングできる
PRSのトレモロブリッジは6点が殆どですが、Fioreのブリッジは2点支持となっていてますので、よりいっそう滑らかなアーミングができます。
ちなみにアーム・バーはこのモデル専用で先端が重くなっています。

【最後に】
最初は”掴みどころのない扱いにくそうなギター”といった印象を持たれるかもしれませんが、少し弾いただけでこのモデルの魅力を感じていただけるはずです。
弾き心地も良いですし、一般的なSSHタイプのギターと同じような使い方をしただけでもFioreらしさが充分感じられるでしょう。
CUSTOMやMcCarty、近年ではSilverSKYなどの定番モデルも素晴らしいギターですが、他にもまだまだ素晴らしいモデルがあって目が離せません!
このFioreもぜひお試しください!
(2024年6月追記)画像にあるBlack Irisカラーは廃番カラーとなっています。当店もこちらが最後の1本となります。