CUSTOM24 もいろいろ

同じモデルのギターといっても個体差があります。優越がついてしまう物もあれば、優越はないけどキャラクターが違う事もあります。ちなみにPRSの超定番モデル「CUSTOM24」にも個体差があります。しかも最近の市場は2020年モデルと以前のモデルが混在していて、「どちらが良いのだろう?」と迷われている方も多いかもしれません。 

個人的には「触って弾いて、弾き心地や音の違いを確認して好みの方を持って欲しい」思っています。というのも、微妙に仕様が違うCUSTOM24 を何本か弾き比べしてみて、改めてそう感じました。

左からA.2008年製、B.2019年製(85/15 TCI PU搭載)、C.2019年製、D.2019年製、E.2020年バージョン(最新版)

 Aについては年式が違いピックアップやパーツも違うので、他の物とはキャラクターが違います。その他については基本的に同じ仕様で、「ピックアップがTCI仕様になっているか」とか「ラッカー塗装かどうか」などの僅かな違いですが、何度か弾き比べてみると徐々に違いがはっきり分かってくると思います。まったく同じ仕様のCとDでも、気持ち良いと感じる音域が違います。ギターの大部分は木材なので重さや重心バランスにも個体差が出ます。

2020年バージョンは仕様として「前よりも洗練されたギターになったなぁ」と思っていますが、ギターである以上個体差があり、必ずしも”新しい仕様=良いギター” とはかぎりません。やはりギター全体のバランスや木材が重要なのです。あとキチンと調整されているかどうかもです!

このコロナウイルスの事もありますので、なかなか出歩くのが難しいかもしれませんが、「良い個体のギターを見つけたい」という方は、いろいろ実機を触って音を聞いてみるのが良いと思いますよ!!