フルアコへの先入観について考える

フルアコに対して”興味があるけど、よく分からなくて取っつきにくい” と思っている方は多いのではないでしょうか?

フルアコを弾いているアーチストはジャズ系が多いですので、”フルアコ=ジャズのギター”というイメージが付いてしまいがちです。既にフルアコを持ってみえるお客様の中でもジャズをやっている方がほとんどですので、個人的にも”フルアコ=ジャズのギター”というイメージがありました:汗。

・・・・・ですが、そんな”フルアコは取っつきにくい”という苦手意識のある皆さんにも身近に感じていただけそうなフルアコもあります。当店で言えば「Rozeo」というメーカーがありますし、お馴染みの「エピフォン・カジノ」もソリッドギター派の方にとっては身近に感じ易いのではないでしょうか?(Rozeoについては近々掲載しますので、お楽しみに!)

不思議なことに、苦手ジャンルでも身近に感じる物や体験をすると、反発したかの様に一気に親しみを感じる事があります。(苦手だったベトナム料理が、生春巻きを食べて”美味しい”と思ったのがきっかけで、ベトナム料理が大好きになってしまった!・・・みたいな感じでしょうか!?)

フルアコとは

漠然と興味がある方にとっては「セミアコ」と「フルアコ」の区別がつきにくいかもしれませんが、一番違う所はセンターブロックがあるか無いかです。フルアコはセンターブロックが無く、ボディの中はアコギの様に空洞になっています。ブリッジもボディの固定されていない物がほとんどです。 歴史もセミアコより長く、現在の様にエレキギターが無かったアコギの時代に、「もっと大きな音が出せないか!?」という事で試行錯誤の末に登場したようです。


フルアコといっても今ではサイズのバリエーションも増えてますし、重量や細かい構造の違いも様々です。

ボディについても、アコギの様に良く鳴るモデルもあれば、ハウリングや音の締まりの事を考えてあえてボディが鳴り過ぎない様にしているモデルもあります。

ですので、色々なフルアコを試すと ”フルアコ=ジャズのギター”というイメージがだんだん消えていきます!!

”フルアコに興味があるけど、取っつきにくい” とか”自分にはフルアコは合わないのではないか?”という方は色々なメーカーやモデルを試してみると良いかもしれません。

もしかしたら、”フルアコという新しい世界” という発見が待っているかもしれません。