「バランスが良い」ギターとは

 ギターの説明で「バランスが良いんです!!」というフレーズを使うことがあるのですが、皆さんはピンときていますか? 良い意味であることは伝わっていると思いますが、具体的にはどういう意味なんでしょう?

 当店では主に2つの要素を指して使っていますが、それについてご紹介します。

【音のバランス】

 音のバランスの良さというのは、各弦の音量差や音の立ち上がりのバラツキが少ないもの指して言っています。このバラツキはピックアップ高さポールピース高さやナット溝の調整である程度は整えられますが、根本的な個体差によります。また、ローフレットやハイフレットなどのポジションごとのバラつきが少ない物もバランスが良いと判断する要素の1つとしています。

【重心のバランス】

 重心のバランスというのは、ギターを構えた時の重さの感じ方を指しています。重心のバランスが良い個体は、構えた時にすっぽりと身体にフィットします (変型ギターやホローボディなどでの例外もあります)。あとは、ギターを軽く揺らした時の安定度も判断材料にしています。重心のバランスは、しっかりとしたネック材と程良く軽いボディ材の組み合わせによるところが多く、カスタムショップやハイエンド系など木材にコストをかけているギターに多くみられます。

【まとめ】

 楽器としてより良いギターというのは、この2つのバランスが良い個体ということになり、色々なフレーズが気持ち良く弾けて良いサウンドだと感じるでしょう!! これらのバランスを意識してギターを触ってみると、よりギターの事が分ってくると思いますし、慣れてくるとギター選びの時にも役に立つと思いますよ!!


満開になったと思っていた桜があっという間散ってしまいました…。

”進撃の巨人”が来年まで放送休止になりましたが、いよいよキングダムも放映開始されて、まだまだ週末の夜が楽しみです!!