PRSの塗装は本当に厚いのか?

PRSの塗装は厚い」・・・PRSの話になると時々言われるフレーズです。

PRSは塗装にもこだわりがあり試行錯誤をかさねています。塗料の性質上の理由や技術的な理由から以前はある程度の厚みがありました。

しかし、2011年の変更以降のPRSの塗装は随分薄くなっているんです!!

どれくらい薄いかというと、例えばこの画像のような感じです!!

 こちらは2013年製のCOREモデルで、普通に演奏し続けただけなのに塗装が剥げてきています。それ以前の塗装の厚みだったら、このように色が剥げてくることはないでしょう。最近のPRSの塗装はそれほど薄くなっているという裏付けとなります。

 ちなみに「トップがラッカー塗装のDGTモデルの塗膜の厚みが髪の毛1本程度と極薄だったが、今のCOREモデルの塗装はそれより薄い」みたいです。(研磨してみようという方は気を付けないといけませんね:汗。)

 お世話になっているリペア業者さんからも「最近のPRSは塗装が薄いから、塗装修理にもかなり気を使いますよ(汗)」と言われる程です。

なぜPRSは塗装にこだわるのか?

 ポールリードスミスが求めるギターの塗装は ”薄く、硬く、クリアな仕上がり”で、それはギターの響き方やサウンドにも大きく影響します。ギターとしての魅力を常に追及しているPRSらしさが垣間見えます。

さらに進化した塗装

 2020年途中からUSA工場製ギターは塗装が随時変更されました。(”Nitro Over Cellulose” と言われるもので、いわゆるトップ・ラッカー塗装です。プライベートストックでは以前より行われていた塗装方法のうちの一つです。(PRSの塗装についての別の記事はこちら

ちなみに、S2、CEを含めた現在のU.S.Aモデルについては、すべての塗装が終了した時の塗膜の厚みは髪の毛2本分以下だそうです(驚)

【追記】2024年からUSA製のギターはオールラッカー塗装となりました。いままでよりさらに塗膜が薄くなっている感じがします。(白濁の心配もなくなることでしょう)

ぜひ店頭で試してみてください!!


<番外編>

最近、こんなレアモデルが入荷しましたのでチラ見せします!!(2020年6月現在)

「Silver Sky Nebula」(売却済)

国内入荷は13本、名古屋にはこの1本だけだそうです。まさかの入荷でした!!



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