Paul Reed Smith 408 ピックアップについて

Paul Reed Smith ではCORE(レギュラーライン)モデルやプライベートストック向けのピックアップの殆どを自社工場で生産しています。ピックアップはギターの音色を決定する重要なアイテムですので、”音作りに妥協な許さない”というPRSの強いコダワリが感じられる所でもあります。

ギターメーカーの枠を超える程たくさんの種類のピックアップを発表していますが、その中でも独特なピックアップの1つが「408ピックアップ」です。

コンセプト

この「408ピックアップ」が登場したは2012年に作られた「Signature Limited」でしたが、その開発当初は「57/08 ピックアップ」を搭載していたようです。しかし、開発に携わったアーティスト達から「通常のタップではなくシングルコイルのサウンドも出るピックアップにした方が」との声があった為に開発したそうです。

その様な経緯もあり、「2つのハムバッカー」ではなく「4つのシングルコイル」というコンセプトとなっています。モデル名「408」「4つのシングルコイルで8通りの音作りが出来る」という事みたいです。 独特な形は”結果的になってしまった”のではないでしょうか。

構造

一般的なハムバッカーと基本的には同じですが、タップ時でも使える音になる様に工夫が施されています。

タップ時に残されるスラグ側のコイルは専用のポールピースが使われていて、さらにターン数も多くしてあります。

(画像の左側リア、右側フロント)

抵抗値:リア 9.43kΩ(タップ時 6.15 k)、フロント8.48kΩ(タップ時 5.85k)

ワイアーは「57/08ピックアップ」同様の「42BlackRetro」

サウンド

リアとフロントの大きさが違うのは、フロントとリアの音量差をなくす為にフロントのサイズを変えたみたいです。それによりフロントのポールピースの間隔が狭くなり、クリアーでブライトなサウンドとなっています。ちなみに「Paul`s Guitar」は、本人の意向でリア・ピックアップも同サイズとなっています。

フロント・タップ時のサウンドについては、ストラト系のシングルコイルというよりは「P-90」のような太いシングルの音になります。リア・タップ時の音はハムっぽさが残ります。

切り替えによる音量差は気になりませんが、ガラッと雰囲気が変わる感じでもありません。音の芯が「ハムっぽい」か「シングルっぽいか」という事と「音の膨らみ方が変わったかな」という違いの感じ方になると思います。

(「57/08ピックアップ」に近いサウンドですが)”他のモデルでは出せないサウンドをベースにしたマルチな音作りが出来る” という掴み所の難しいピックアップですが、この音色が好きなった方はさらに突き詰めた音作りが出来ます。

まさに”プレイヤーズ・ピックアップ” といっても良いピックアップではないのでしょうか?

 

気になった方は是非、実物を弾いててお確かめ下さい!!

(現在、1本だけお試しいただけるモデルがあります。詳しくはお問い合わせ下さい。)

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